最初に言っておきますが、これは「大衆を感動させよう」とか「人生の教訓を教えよう」と思って書いたものではありません。そういうお説教めいたものでは全然ないんです。むしろ、正直で生々しい記録。これは私自身のための記録。あとで振り返ったときに「ああ、あの時こうだったな」と思い出せるガイドのようなもの。
だから、もしあなたがこれを読んで何か参考になる部分を見つけられたら、それは素晴らしい。でも、これは何よりもまず、私自身のために書いているんです。
ノータイトル
最初の戦い:「完璧か、何もしないか」
最初に直面したのは、「完璧じゃないならやる意味がない」という考えとの戦いでした。正直に言うと、それはただの癖ではなく、自分そのものだと感じていたくらいです。頭の中でこんな声がずっと響いていました。
振り返ると、完璧主義は単なるクセではなく、私のアイデンティティそのものだったんです。心の中でいつも聞こえる声はこう言っていました。「完璧じゃないものを出したら、恥をかく。」「中途半端なものではダサい、全然クールじゃない。」
こういった思考が何をもたらすか?行動を縛る鎖です。そして、クリエイティビティへの毒でもあります。
たとえばブログを書くとき。言葉一つ一つに何時間もこだわって、「情報が100%正確でなければ、きっと誰かに批判される」と思い込んでいました。その結果どうなったか?手が止まり、何も書けなくなり、何も世に出せない。つまり、何も「起きなかった」のです。
そこで、新しいルールを自分に課しました
「70%で十分」。
70%でいい。完璧じゃなくていい。
これ、まるで自分が、適当にしか仕事ができない人のような気分で正直、最初はこれが怖くて仕方なかったです。まるで安全網なしで綱渡りをしているような気分でした。でも、驚くことに、誰も気にしていなかったんです。誰も「完璧じゃない」と非難してこない。結局、一番厳しい批評家は、自分自身だったんです。
そして、ついにWEB上に「出荷」。
「公開」ボタンを押した瞬間に得られる解放感。そこから生まれる安心感。それが、次の行動の起爆剤になりました。「完璧ではなく進歩を目指す」が基準になりました。
小さな勝利のルール:「考えるより、動け」
次に取り組んだのは、完璧主義のネメシスが得意とする武器、「準備不足という言い訳」を無効化すること。
よくありますよね、こんな言い訳、「まだ準備が足りない。もう少し調整を…。あとちょっとだけ直したら始められる。」
僕たちはいつも「準備のしすぎ」です。
なので、私はシンプルで破ることのできないルールを作りました:
「10分間だけ集中する」
やり方はこうです:
• タイマーを10分に設定する。
• 頭に浮かんだことをそのまま書く。編集や修正はしない。
• 終わっていようがいまいが、タイマーが鳴ったら手を止める。
最初は「たった10分で何ができるの?」と思いました。でも驚いたのは、これが実際に効果的だったことです。完璧主義の最大の敵は、「始めること」です。一度始めてしまえば、次第に勢いがついていく。そう、始めることさえできれば、動き出せるんです。
失敗を「データ」に変える
ここで少し変わったテクニックを紹介します。それは、失敗を記録することです。そう、失敗したことをメモに残すんです。
次に試したのは、ちょっと変わった方法です「失敗を記録すること。」
え、失敗をわざわざ書くの?と思うかもしれません。でもこれ、すごく効果的なんです。
たとえばこんな感じ
• 「タイマーをセットしたけど途中で気が散ってしまった。」
• 「20分間読み直しに費やして、何も作れなかった。」
これを記録してみると、面白いことが起きました。失敗がただの「事実」として見えてくるんです。客観視できるようになるんです。するとどうなるか?その失敗が怖いものじゃなくなる。ベッドの下の怪物が、ただの影に見えるような感覚です。